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比例式とは、
$$x:8=9:6$$のような比例の式を満たす$x$を求める。これを解く時、内内外外を使うように教わる。つまり、
$$6x=9\cdot 8$$を解けと教わる。
本記事では、なぜ、内内外外なのかを分数によって、解説してみる。
比例式とは
まず、比例式「$x:8=9:6$」とはなにか。
これは、「$x$に対する8は、9に対する6と等しい」と言っているのである。
つまり、これを分数で書くと、
である。分母を消すために、両辺に$9x$をかけると、
$$6x=9\cdot 8$$が成立していることが分かる。後は、$x$が知りたければ、$x$について解けば良い。
一般化
数字を文字に置き換えて、改めて考えてみよう。
$$a:b=c:d$$が成立しているとする。これを分数で書くと、
$$\frac{b}{a}=\frac{d}{c}$$である。両辺に$ac$をかけると、
$$ad=bc$$が成立している事がわかる。これこそが、内内外外の出処である。